医療保険の選び方

保険料が無料になる医療保険

保険料免除医療保険

医療保険は多くの保険会社から特長のある様々な商品が発売されています。生命保険の業界においては競争が最も激しくなっている保険商品の分野が「医療保険」です。
競争が激化することで、各社の保険料や保障内容は横並びとなり、特長が出しにくくなっています。利用者からすると選ぶ際の決め手がなくなってきています。
そんな横並びの医療保険で最近、各社が近年になって標準装備し始めているのが
「三大疾病になれば、以後の保険料が不要」というような将来、保険料が無料になる医療保険です。
三大疾病になり、所定の要件を満たせば、以後の保険料の支払いが無くなりますが、保障は一生涯続きますので安心感があります。

保険料免除は保険料が高くなる

三大疾病になることで、「将来、保険料が無料になる」ということは、当然のことながらその分だけ保険料は上乗せされて高くなっています。
将来、保険料が無料になる医療保険と、そうではない医療保険を比べれば、保険料が異なることが分かります。
「保険料免除」と呼ばれる特約(特則)が付いた医療保険の方が、当然のことながら保険料は高くなっています。
医療保険を比較、検討する際には、同じ保険会社の同じ保険商品で、保険料免除が付いた医療保険の保険料と、付加されていない医療保険の保険料の「差額」がいくらになるのかを調べてみることで、保険料免除に対して、どれくらいの保険料を払うのか。
そしてその保険料分だけのメリットがあるのかを判断することができます。

「差額保険料」は価値ある差額なのか?

保険料免除を付けていることにより、将来、三大疾病になれば保険料は免除となり、保険料の負担はなくなります。しかし、それまでの期間はより高い保険料を保険会社に支払わなければなりません。
日本人が三大疾病になる確率は確かに高いものがあります。しかし、100%の確率で三大疾病のいずれかの病気になるわけではありません。また、三大疾病になる時期、年齢も様々です。
三大疾病にならなければ、高い保険料を保険会社に払い続けただけ。ということになりますので注意が必要です。

三大疾病になるかならないかは誰にも分かりません。しかし、ある程度の傾向性はあると思います。

  • 食生活が不規則である
  • 規則正しい生活ができていない
  • 出張等で外食が多い
  • ストレスを感じることが多い
  • 近い親族に三大疾病になった人が多い
  • 生活習慣病を持つ家族が多い

上記のようなことが当てはまる方は、上記項目に当てはまらない人に比べると三大疾病になるリスクが高いという考え方もできるのではないでしょうか。
その高いリスクに対して保険で備えるのか、それとも生活習慣、食生活などを見直し、日々のストレスを減らすことで三大疾病にならないように日常を変えることにお金を使うのかは、それぞれの選択です。

三大疾病で保険料免除の要件

三大疾病で保険料が免除されると言っても、実は保険会社によって免除を受けられる条件が異なりますので注意が必要です。
三大疾病の内、「がん」に関しては、どの保険会社もほとんど一緒です。
「がん(悪性新生物)」と診断されたら、医師からの診断書で保険料免除が適用されます。
残りの2つ。
「急性心筋梗塞、脳卒中」に関しては免除となる要件が異なりますので、検討されている保険会社の医療保険のパンフレット等でよく確認してください。
保険会社によって大きくは以下の2つのパターンの内のいずれかが適用されています。
*細かい規定等は異なりますので、保険会社にご確認ください。

【パターン①】60日以上の労働制限

急性心筋梗塞と初めて医師から診療を受けて、労働制限を必要とする状態が60日以上継続したと医師によって診断されたとき。
脳卒中と初めて医師から診療を受けて、60日以上、言語障害、運動失調、麻痺等の後遺症が継続したと医師にとって診断されたとき。

【パターン②】治療内容に応じて

所定の手術を受けたとき、または、治療を目的として20日以上入院したとき。

このように、要件が保険会社によって大きく異なります。
今回ご紹介した2つのパターンを比較すると、パターン②の方が、要件が低く保険料免除になりやすいと言えます。
しかし、パターン②の契約をしている方が脳卒中になったものの、手術はせずに、19日以下で退院ができた。しかし、60日以上の労働制限や障害が残っているという場合は、パターン②では保険料免除の対象にならない。ということにもなります。

保険料免除が本当に必要かを検討する

医療保険の契約は最終的には自己判断です。
三大疾病で保険料が免除になるというのは確かに魅力ですが、その保障に対して保険料を多めに払うことが本当に必要なのかどうかを十分に検討することが必要です。
多くの場合、契約時に保険料免除の医療保険を選ぶと、将来、保険料免除無しの医療保険に変更する(保険料を下げる)ことができません。
逆に、保険料免除なしの契約を「保険料免除あり」の契約に途中から変更することもできません。
保険料が高くなるから保険料免除は付けない、という選択肢をして加入後に「がん」になり「あの時、付けておけばよかった~」という悔しい思いをした方もいらっしゃいます。
どんな病気になるのかは、誰にも分かりません。自分にとって、よりベストな選択をしたいものです。